1980年に発行された中国初の年賀切手T46年賀切手<申>通称「赤猿」切手(正しくは子猿)はプレミアム中国切手の代表的切手として現在でも1枚10万円以上の高値が付くほどの価値があります。
おそらく今手元に赤猿切手を持っている人はあなた自身がフィラテリスト(切手収集家・切手愛好家)かもしくはあなたの家族から譲り受けた、遺品整理で出てきたなどのどちからだと思います。
今回は1円でも高く売るためのコツを紹介します。
赤猿切手の買取価格が高くなるポイント
切手の買取において最も重要なのは今現在の“状態”です。保存状態が良ければ良いほど価値は高くなり高値になります。
具体的に切手買取で判断される状態の基準は切手の表裏の品質、目打、刷色の総合評価です。具体的には以下の点を見ます。
・汚れ
・折り目
・しわ
・破れ
・シミ
・ヤケ
・湿気による影響
・ヒンジ跡
・裏糊の状態
赤猿切手が真作か贋作かによって値段が変わる
赤猿切手は当初800万枚発行予定だったのですが印刷時に必要な板である刷版に不具合があり実際は300万枚少ない500万枚しか発行されませんでした。
そのため発行枚数が少ないこと、また赤猿が発行された1980年当時、文化大革命(1966~1976年)の影響でまだ切手収集が禁止されていたこともあり中国国内に残っている赤猿は僅少でした。
このことから希少性が高い切手としてプレミアム切手の代表格なのですが、と同時に贋作(ニセモノ品)は多く作られています。
真作と贋作の違いは簡単に見つけられるものと本物そっくりで贋作1枚だけでは判断が付かない精巧なものもあります。
何がどう違うのかはこちらを参考にして下さい。
赤猿切手のヤフオクでの落札(売買)相場
以下はヤフオクで出品された赤猿切手の落札相場です。
赤猿切手を高く売るための3つの売却先
切手をできるだけ高く売るために手段として3つあります。
1、一般買取業者に売る
2、ヤフオク・メルカリで個人間売買する
3、切手買取専門業者に売る
1、一般買取業者に売る
切手買取だけでなくブランド品の買取をメインにやっていたり、あるいは金や着物、時計などありとあらゆる買取も扱っている業者に売ります。
出張買取や宅配買取、持込み買取など買取方法もいくつか選ぶことができます。
業者によって1人の査定員が様々な買取対象品目を査定するケースと切手や古銭ならそれらに特化した査定品が行い、ジャンルによって分業されているケースがあります。
2、ヤフオク・メルカリで個人間売買をする
ヤフーオークションやメルカリなどを使って主に個人に対して売る方法です。
書籍やオモチャなど様々なカテゴリーがありますが、切手のカテゴリーもあります。
興味のない人には1円の価値も感じ無いと思いますが、たかが切手であっても欲しい人達の間では数万、数十万円で取引されています。
3、切手買取専門業者に売る
いわゆる切手商と呼ばれる切手を専門に販売、買取している業者に売る方法です。
買取方法は1で紹介した一般買取業者と同様ですが、戦前の古い切手や中国切手など真贋(本物か偽物)を見分ける鑑定書などを発行している業者もいるので査定力は強い。
切手買取業者で比較してみる
一番良いのは売却する前に切手買取業者に出してまずは査定だけしてもらうことです。その中で最も高値で買取してくれる業者を選びましょう。